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「弱いリーダー」が戦争をまねく - 池田 信夫
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140613-00010000-agora-pol

『集団的自衛権をめぐる国会論議は「72年見解」がどうとかいう昔話に
 はまりこんでいる。政府見解を変更しようという議論をしているとき、
 42年前と「矛盾」すると攻撃する朝日新聞は救いがたい。それなら彼
 らの主張は、「本土決戦」を主張した69年前の社説と矛盾している。

 問題はこんな歴史トリビアではなく、戦争にどう歯止めをかけるかとい
 う制度設計だ。今の憲法には軍がないので、文民統制の規定もない。
 66条の「内閣総理大臣その他の国務大臣は、文民でなければならな
 い」という奇妙な条文があるだけで、戦争が起こったらどういう指揮系
 統になるのか具体的な規定がない。今の憲法は戦争を想定していな
 いので、かえって危険だ。

 先日の記事でも書いた「統帥権の独立」は、軍のガバナンスを考える
 上で重要だ。坂野潤治氏は伊藤博文や井上毅の制度設計だと 推測
 しているが、明治憲法では第11条で「天皇ハ陸海軍ヲ統帥ス」と規定し
 ているだけで、具体的な規定がない。これを制度化したのが、天皇が勅
 令とは別に(内閣を経由しないで)軍令を出し、陸海軍の中に大臣の所
 管する軍政とは別に軍令を所管する参謀本部がそれを所管するしくみだ
 った。

 これは当時最強といわれたプロイセンの制度をまねたらしいが、実質的に
 は参謀総長の山県有朋が内閣から独立した「軍事国家」を統治するしくみ
 だった。もう一つのねらいは、自由民権運動が強まって政党内閣になって
 も、民衆が軍を動かす事態を防ごうという山県の超然主義だった、というの
 が本書の見立てである』



大日本帝国。。天皇が軍を動かす
 という建前の下。。
その統帥権を
  軍国政府が乗っ取った形で戦争突入


敗戦も明らかになり。。絶望的状況で
 降伏を決断したのが昭和天皇の”英断”
  だったと、小生は考えている訳で。。


山縣有朋など個人の牽引力
 統治で軍部が動いていたと
  すれば、
やはり戦争は軍部の暴走
   だったと合点!恐ろしいこと極地である




『伊藤は山県に権力が集中する制度に強く反対したが、山県一派が押し切
 った。このしくみは山県が内閣と軍を仕切っているうちは何とか動いたが、
 彼が死ぬと誰も軍をコントロールできなくなった。本来は「統帥権の干犯」で
 処罰すべき満州事変が不問に付される一方、内閣が軍縮をしようとすると
 統帥権を盾に軍部が拒否した。

 参謀総長は皇族がつとめるようになって形骸化し、作戦部長が実権をもった。
 関東軍が南下を始めると、その意向を反映した作戦課長が力をもつようにな
 り、石原莞爾作戦部長は武藤章作戦課長の「下克上」に敗れて失脚した。
 諜報や兵站を担当する軍政部門より作戦を担当する参謀本部が格上にみ
 られたため、兵站を考えない無謀な作戦で日本軍は自滅した』



伊藤博文が。。山縣有朋が。。
 はたまた石原莞爾が。。武藤章作が?
  個人レベルで捉えて当時が把握可能か?

もしも。。個人の牽引で機関が組織が
 動いていたとすれば、敗戦は当然のこと


問題は。。歴史が言論が個人レベルで
 しか把握出来ていない現状なのであり

  戦前大日本帝国時代から、相も変わらず
   日本はそうだったのか!!と愕然とする



『ここからいえるのは、弱いリーダーが平和をもたらすとは限らないという教訓
 だ。タコツボ的な現場の強い日本では、ボトムアップで醸成される「空気」に
 拒否権を発動できる強いリーダーと、彼を支える指揮系統がしっかりしてい
 ないと危ない。「グレーゾーン」がどうとか重箱の隅をつついている国会論議
 は、まったく戦争の歯止めにはならない』



まさか。。池田信夫氏は。。安倍晋三を
 強いリーダーであるなどと、とんでもない
  見立てをしているのではあるまいな!?


せめて強いリーダーとしての条件とは
 大新聞社・御用ジャーナリズムの扇動
  プロパガンダのお世話にはならず

   官僚機構の手取り足取りのレクチャー
    によって。。如何にも政治をしている
     という国民有権者騙しの手法
とは
      一切無縁の存在でなければならず

むしろメディアの攻撃に曝されても
 それをもろともせず。。
自らの任務を
  果たし抜く、戦後日本には皆無の存在だ!


ハッキリ言っておこう
 安倍晋三首相。。及び安倍政権
  閣僚という個人レベルの失政・失態
   で戦争突入という悪夢は起こり得るのだ



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≪日本VS中国。。開発途上国同士・外交後進国同士の戦争は有り得る≫<それは時の政権の賢さ次第!>【米欧露戦後世界秩序。。先進国・大国同士の戦争は無い】

小野寺に限らず。。安倍も、官房長官菅も
 サラリーマンから、議員に立候補
  選挙のために選挙区有権者に頭下げ

   安倍や菅、小野寺はじめ安倍政権だけ
   でなく国会議員の相当部分が世襲議員


国会の委員会、党の政調部会、閣僚経験も無く
 あっても官僚機構が事務手続きは全部やり
  役所仕事で外交まで過去の前例に有ることだけ
   それに従ってやるだけではあるが。。

 議員連中はそれすらもやらず
  官僚に任せ切り・丸投げはよく知られる


もはやサラリーマンよりも修羅場を経験していない
 甘ちゃんばかりがセンセーになり、閣下になるのだから


安倍政権、特に首相はじめ政権主流が
 民主党菅政権・野田政権以上に好戦的
  ヒステリックな分、危機感があるといえる


その場合、大新聞・大マスコミの役割
 が極めて重要になるのであるが。。
日本の
  大新聞・マスコミはメディアの役割放棄状態


そして。。安倍首相・安倍内閣
 という官僚機構にとってまたとない
  利用し易い政権が出来てしまった


中曽根康弘元首相
 読売新聞グループ会長
  渡辺恒雄主筆。。が
   安倍晋三首相の解釈改憲に
    異を唱えているのは
     小生。。先日も述べた


読売新聞グループ会長兼主筆
 渡辺恒雄氏。。それに大勲位
  中曽根康弘元首相。。


ともに憲法改正論者
 タカ派という認識である
 

しかし、渡辺恒雄氏は
 A級戦犯合祀の靖国神社
  参拝反対、戦没者追悼施設
   建設論者か。。極めて意外だ


中曽根康弘元首相は
 解釈改憲ではなく、憲法を
  改正すべし!なのであろうが
   必要が無ければ手を掛けるな
    か。。なるほど、ごもっとも


要は、お二人とも。。
 米欧露戦後世界秩序に
  そう簡単に逆らうのはご法度


恐さは骨身に沁みて
 理解しているという
  ことなのであろうか


現職政権担当者
 安倍内閣総理大臣よりも
  よほど頭が良いということ


渡辺恒雄読売新聞
 グループ会長にいたっては
  A級戦犯合祀の靖国神社参拝
   にも反対。。戦没者追悼施設
    建設を唱えているほどだ


強面の後藤田正晴元副総理
 米国通といわれる宮沢喜一元首相
  も改憲には。。反対であり。。
   梶山静六元通産大臣も戦争の恐さ
    を肝に命じてものをいうべきと。。


タカ派。。改憲論者の常套句
 外国から押し付けられた憲法


しかし、押し付けられたものだと
 決めつける訳にもいかないのでは
  ないか、とも思えるフシがある


自民党の先人たちの方が
 まだずっと良かったといえる


安倍首相。。政権。。世襲議員の
 集まりであり、修羅場くぐっていない
  戦争を知らないお坊ちゃま集団
   中国などに絡まれれば。。ヤカラに
    因縁つけられたサラリーマンそのもの


少し、胸倉掴まれただけで
 傘振り回し、揚句刃物まで持ち出し
  事件が重大化していくのは当然か


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今。。プロパガンダにより
 また、不正報道により国民を
  騙しての高支持率。。
しかし
   この高支持率も疑わしいが。。


何もかも閣議決定という現代の統帥権
 ゴリ押し採決で強行していき安倍晋三
  のぶら下がり記者会見に任せて説明


戦前大日本帝国よりも
 更に遥かに脆く、危ない状況だ


 
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