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あの新聞社が外資に買われる噂 - 新田 哲史
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20131110-00010006-agora-soci

『毎朝新聞の経済部から新潟支局に異動したのが半年前。入社13年目で若
 手記者の指導役として2年後に本社に変える約束はしているが、どうな
 るか分からない。長男の中学受験の準備が本格化していたこともあり、
 妻子を東京に置いて泣く泣く単身赴任の道を選んだ。

 野球観戦が一段落して冷蔵庫にビールを取りに行こうと立ち上がった時
 だった。テーブル上のiPhoneが鳴り出す。着信表示は「古谷哲也」。同
 期入社で割合親しかった男だが、記者の仕事に数年で見切りをつけ、今
 は外資系のPR会社で企画の仕事をしていた。

 「角澤、なんで教えてくれなかったんだよ」古谷はのっけから挑発的に
 まくし立ててきた。「何のことだ」角澤は戸惑うしかなかった。最後に
 古谷と会ったのはもう2年前。たまにFacebookでやり取りはしていたが
 、何か情報提供を頼まれた覚えはない。

 「お前の会社、アマンダが買おうとしたらしいな」
 古谷が得意げに言い放った一言に角澤は耳を疑った。アマンダといえば
 米国発の世界最大のネット通販。売上高で国内最大の電市の2倍を誇る
 。あまりに唐突な話だ。

 「本当か?しかし・・・」そう言いかけた中で角澤は、近年の社の経営
 が悪化の一途をたどってきた経緯を振り返る。全国紙でありながら部数
 は大手2紙に大きく水を空けられ、過去3年は営業赤字。去年の冬、銀行
 から経営指導が入ったという噂を耳にしたのを機に、企業取材で培った
 財務諸表分析を自分の会社に初めてしてみた。実際、流動比率が30%を
 割り込もうという危機的な状況であった』





小説の形をとっているが
 実在企業を連想し易い
  ネーミングで、ホントは
   知らせたいに違いない!


この毎朝新聞
 朝日ではなく
  毎日新聞だろう


読売、朝日の上位2社
 に水を開けられ。。
  産経は大マスコミの
   枠組みからも脱落済み(笑)


経営思わしくなく。。
 毎日で間違いないだろう


世界に冠たる流通モンスター
 アマンダはアマゾンで当たり






『「なあ、古谷。確かに米国でアマンダの創業者が有名新聞社を買った
 ので、そんな噂が出るのかもしれないが、日本では構造上あり得ないよ
 」「俺も記者だったので知っているさ。日刊新聞法で株式の譲渡制限が
 されているから、業界関係者以外が株を買うのは実質的に不可能ってこ
 とだろう?」古谷は角澤が言おうとしたことを全て先回りして回答した
 。
 「それなら、その噂の根拠を聞かせてもらいたいね」角澤がため息交じ
 りに呆れて言う。それでも古谷のテンションの高さは変わらなかった。
 「経済記者ならネット通販業界のカギが宅配サービスにあることは知っ
 ているだろう」
 「ああ。流通業界の担当ではなかったけど、最近は競争激化で即日配達
 や送料無料になったために、宅配業者の経営を圧迫していることは聞い
 ている。大手の狭山急送がアマンダのからの受注条件に嫌気がさして撤
 退した話も経済誌で読んだ記憶がある」

 「そこがミソよ」電話の向こうで古谷が不敵に笑っている。「ネット通
 販の需要が伸びる中で狭山が撤退したために現場はさらにひっ迫して
 いる。郵便局やライバルのダイワ急便がフル回転しても追い付かなくな
 りつつある。それで目を付けたのがお前の会社よ」
 「あ……」角澤は瞬く間にある仮説を思い浮かべた。「販売店か!」

 「ご名答。業務提携ってわけだ。まずは名古屋あたりの中部地方で実験
 的にやってみるという構想らしい。中部は地元紙の中京新聞の牙城だ
 ろう。この地域で新聞を発行して販売網を維持するのは北海道と同じく
 、赤字続きで今の毎朝には重荷だ……」
 古谷が話し切るまでに角澤はもう察しを付けていた。「つまり業務提携
 で赤字分を埋めるお金を出させる。アマンダは新たな配送網を確保でき
 、毎朝も経営の独立を守ったまま貴重な事業収入を得られるウィンウィ
 ンか」』





狭山急送・・・・佐川急便
ダイワ急便・・・ヤマト運輸
中京新聞・・・・中日新聞


ここに、構造上有り得ない
 と、いう。。日刊新聞法

そこで株式の譲渡制限により、
 業界資本以外の株式取得が不可能


これが問題だというのは
 少し事情通なら誰でも解かる


日本の新聞社。。
 衰退斜陽産業化
  経営が苦しい中で
  

困難な安定化、それ以上に
 他者支配を拒む体質こそが
  凶悪資本化している諸悪根源




真山仁氏と語るメディア論(2)
「日本でも米国のようなメディア再編は起きるのか」
http://diamond.jp/articles/-/1609?page=3

『山口 今回、新しい小説の取材でアメリカを訪れ、日本のメディア企業
 との最も大きな違いは何だと思われましたか。

 真山 まず上場していることですね。これは、いつ買収されてもおかし
 くないというリスクがある反面、上場しているからこそ社会に対して責
 任があるという意識が、日本よりはるかに高いように思います。
 
 ロンドンでエコノミスト・ロンドンの編集長や元編集長に取材をした際
 、彼らは良いものを作ることが最終的に生き残ることだと言っていま
 した。これは新聞にとって、今後のキーワードとなるかもしれません。
 エコノミスト・ロンドンの成功の理由のひとつは、地域別の編集をしな
 くなったことだそうです。つまり、各地域の広い読者層をターゲットに
 するのではなく、グローバルな情報を求めるコアなビジネスマンに対
 して、同誌ならではの切り口と情報を提供することで、差別化を図った
 のです』

『山口 コロンビア・ビジネス・スクールで斜陽産業の研究を専門にして
 いるキャサリン・ハリガンという先生が、「斜陽産業の企業が経営戦略
 の転換をするのは、誰も気づかないうちに行なうことが基本だ」と指摘
 しています。

 真山 しかし、日本の新聞社はそもそも自分たちが斜陽産業だというこ
 とを自覚してないところに不幸があります。もし、そのことを分かって
 いればもう少しテコ入れするでしょう』

『山口 経済情報のニーズの高まりの中、マードックはウォールストリ
 ート・ジャーナルの紙の価値よりも、むしろダウ・ジョーンズという金
 融情報の価値を見出して、買収したと思います。例えば、日経がアジア
 の金融情報企業になる道を模索していくことは1つの戦略といえると思
 います。

 真山 日本の市場に価値がある間は、日経はもっと英語で記事を配信す
 べきかもしれません。そのことが結果的に日本の市場価値を上げること
 に繋がると思います。

 近年、日本が世界からパッシングされ始めたと言われています。その理
 由の一つは的確に情報を発信しないからです。言葉の壁があるのです
 から、世界に対してもっと積極的に情報を出していくべきです。ニュー
 スは売り物なのに、これまで十分に活かせなかった。この代償は大きい
 ですね』




毎日が巨大資本アマゾンの傘下に
 入って、経営安定化は喜ばしい。。


しかし、それ以上に
 株式上場化出来る環境作り
  記者クラブなどという
   閉鎖的サークル廃止して
    鋭い言論を世界に発信願う


読売は救いようが無い
 朝日は病気の2大悪。。
  産経は狂ってる
   としか表現不可能(笑)


憲法改正とか集団的自衛権
 とか属国日本のタカ派助長


絶対に無理で世界を敵に回し
 日本は核の軍事化もしない
  というのが世界の共通認識


何処からも、誰からも
 支配されない構造の上に
  国税庁の国税調査で
   財務省に脅され増税応援


これでは国民も浮かばれん
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